ハイブリーチonマニックパニック=無限デザイン

ハイブリーチonマニックパニック=無限デザイン

夏ですね!!ヘアカラー楽しんでますか!?

先日、営業の空き時間に凄く久しぶりにラーメンを食べに行きました。
帰り道ものすごいスコールに襲われしばらく車内から出られず(´-`).。oO
梅雨でもなかなか降らなかったのに・・・。
一本ハサミの美容師さとし(sat_oshime)です(⁰▿⁰)

夏と言ったらヘアカラー!(たぶん)
今回は前回Dm!Hのトレーニングでお世話になったモデルさんのカラーをしましたよ。
きっと美容師さんで前回の記事をご覧になった方は、根元の伸びが気になったのではないでしょうか・・・(笑)

今回のポイント。ホームカラーブリーチの修正はどこまで必要!?

本日のモデルさん、すでにハイトーンブロンドな訳ですが、実は努力の賜物でして(笑)
ホームカラーのブリーチでスタイルをキープしております。
お髪の色素も強いらしく、数回のブリーチをしないと求める明るさにならないとのこと。
伸びた根元のリタッチを繰り返しているけども、やはり自分で塗る以上はつきすぎる箇所等も出て来ます。
ブリーチは本当にムラなく綺麗に仕上げるには技術と根気が必要です。そして一度ムラになった状態の修正はさらに難し・・・。
しかし。
ムラの修正って本当に大切でしょうか!?(笑)
特に今回のような動きを生かしたショートスタイルでバッチリ揃った一色の仕上がりは果たしてファッショナブルでしょうか?
日本のカラー文化は、まだまだ一色にムラなく綺麗に染め上げることを良しとする傾向が強い気がします。
「ムラ」と言う言葉がネガティブな印象を与えてしまいがちですが、「多色」と置き換えることで生まれるデザインも存在します。

今回はこのホームカラーによって生まれた部分的なトーンの違いや染まりのばらつきを最大限に生かしてデザインして行きたいと思います٩( ᐛ )و

まずは新生部リタッチのブリーチ

なにはともあれ根元がしっかり黒々と伸びておりますので、そちらのトーンをぶち上げて参ります。
色素が抜けにくい髪と伺っているので、たっぷり塗布出来るようにブリーチの粘性を意識しながら調合して行きます。
今回は数回のブリーチを必要とする予定なので、モデルさんの頭皮への付着は特に配慮し最大限に減らします。

根元1-2mmあけて塗布して行きます。
新生部と既染部の境目は遠慮しがちになりワントーン低いラインができやすいので塗布が少なすぎることのないように注意が必要です!

全体のトーンアップで追加のブリーチ

一度リタッチのブリーチを流します。度重なるホームブリーチでダメージの限界が近づいている毛先を中心に内部補修と保護の処理も行います。ブリーチのダメージ結果はこの一手間で相当変わりますね!
そこから中間のつなぎやデザインになりにくそうなトーンの違いを整え全体もトーンアップしていきます。

ベースにグレイトーンを乗せる

流し終わった時がこんな感じです。

とってもイエローの強い色素だと分かりますね。
再塗布で二回ブリーチを乗せているので、リタッチ合計で三回行っておりますが、なお黄色が残ります。
今回はクール系をベースにデザインを考えているので、このイエローを飛ばしてグレイラインに持って行きます。
毛先や抜けやすい場所がホームブリーチによりペールイエローまで抜けていますが、
全体のイエローを中和することを目的にしっかりとブルーヴァイオレッドを配合させたカラーでイエローの中和を行います。
ペールイエローになっている箇所は紫が多少強く出てもOKな配色で考えております。
このベースのズレも最終的にデザインに馴染んでいく計画ですね♪

マニックパニックを使ったデザインカラー

さてさて、ベースが整いましたので、ここから鮮やかな発色が魅力なマニックパニックを使って色を配置して行きます。
カットのデザインもアシンメトリーなので、配色ももちろん左右非対称です。
今回使用したのは、「RAVEN」「ENCHANTED FOREST」「FUSCHIA SHOCK」「ROCKABILLY BLUE」の四色です。

フロント左側を今回のメインポジションに設定し、色相に従ったグラデーションを作ります。
インナーからトップにかけて、髪毛のズレと配色の重なりを考えながらスライシングで仕上げます。
バックも左右非対称にグラデーションで使用した配色をそれぞれ散らします。
右サイドはブラックに近いRAVENを使って陰影を強める効果も狙いながら薄いスライシングで配置しました。

シャンプー後はこんな感じです。
ウェットの感じもGOOD(´-`).。oO

しかし、流しの手順を間違え水流とともに周りの髪に色味がうっすら写ってしまったのが今回最大の反省点です(/ _ ; )マニックパニックあるあるです。

アシンメトリーな配色を行った今回の仕上がり

ドライ後がこちら。
ノンフィルターの色補正なしになります。

インナーのブルーと左サイド先端のピンクが個人的にツボです(*⁰▿⁰*)

流しの際の色移りがなければもっとメリハリが出たなと思うと、やはり最大の反省点かと・・・。
マニックパニックは濃度を薄めても強烈に発色するので、流しの際はホイル一枚づつ確実に流しながら進めましょう。

今回のデザインカラー制作風景を動画で公開中

少々複雑な作業工程となりましたが、ざっくりと作業動画を作って見ましたので興味がお有りの方はご覧ください♪
注意※動画中のマニックパニックは今回使用しなかった色も一緒に写っております。

退色後にまた別のデザイン計画があるので楽しみです♪♪
長い施術に付き合って頂いたモデルさんにも感謝感謝です٩( ᐛ )و

 

ご一読ありがとうございましたm(_ _)m

 

 

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