続・植物×人間=?

続・植物×人間=?

本州も梅雨入りということで、じゃんじゃん降ってる様子ですね!
深刻にその雨雲沖縄に分けて欲しいですわ(/ _ ; )
雨乞いをする一本ハサミの美容師さとし(sat_oshime)です(⁰▿⁰)

前回の植物カラーの記事を覚えてらっしゃいますでしょうか!?
木村カエラさんのヘあナカラーのお話を少しいたしました↓↓↓

前回の記事|植物×人間=?

さてさて今回は、後半で触れた植物を使ったどMなデザインをご紹介します٩( ᐛ )و

時間が経っても退色しづらい天然の植物染料

ヘナやインディゴを使った植物染めのヘアカラーは、一度染色するとシャンプー等で自然に抜け落ちることはほとんどありません!
その特徴を生かしたのが白髪染めとしてのヘナや植物カラーです♪
白髪染めはおしゃれ染めの目的とは少し異なり、一度染めた白髪がもう一度白に戻って欲しい場面がほとんどありません。
むしろ時間と共に一度染まった白髪が白に戻ってしまうと、クレームになります(笑)

そこで、一旦染めるとなかなか退色を起こさないヘナやインディゴを使った植物染めが、白髪染めに便利ねと使われる様になりました。

またヘナやインディゴはそれぞれの粉末のみで発色します。
そのためジアミン等の有害な化学物質を含まず、健康志向の方達の中でも話題となりました。

ヘナやインディゴに黒髪の脱色効果はない

もちろんヘナやインディゴは髪を染めるために生まれてきた植物ではありません。
なので弱点もあります。一番にあげられるのは、黒髪のメラニン色素を脱色する作用がないことです。
通常の化学物質を使った白髪染めにはアルカリ成分と過酸化水素が含まれており、
その化学反応によって発生する高濃度の酸素でメラニン色素を分解し、黒髪も明るいブラウンへと染め上げます。

白髪でお悩みの方も、実際全体の髪の1~4割程度の白髪率の方がほどんどです。
そのため、ヘナやインディゴを使った植物カラーを行うと黒髪は黒のまま。
白髪は植物のほんのり淡い色が入りますが、全体の印象としては黒髮がベースになっていきます。

ブリーチとヘナ・インディゴの染料を両方使うデザイン

白髪染めとしての認知が高い植物カラーですが、白髪染めではなく、おしゃれ染として使うとしたらどうでしょう?
方法として、黒髪をブリーチ剤で脱色した後に、着色をヘナやインディゴで行う方法があります!
その1つが前回写真をお借りした木村カエラさんのヘナカラーです!

ヘナで髪を染めた。🌿 ナチュラルだけど、ぶっ飛んだ 鮮やかなオレンジ色。 #henna #color #twiggy

KAELA KIMURAさん(@kaela_official)がシェアした投稿 –

鮮やかなヘナのオレンジが出ています٩( ᐛ )و
それにしても横顔美しすぎるでしょう・・・・:*+.\(( °ω° ))/.:+

はい、失礼しました。
ヘナは退色がほとんどないので、このオレンジは長く持続します!
しかし、厳密にいうと、インディゴ程その効果は顕著ではなく時間経過による退色が若干おきます。
ブリーチでも頑張れば薄めることができると思います。

どMなデザイン、インディゴ×ブリーチ

問題はインディゴなのです(笑)
本当に落ちない٩( ᐛ )و(笑)
インディゴはナンバンアイと言う植物で藍染のブルーの発色になります。
このブルーの色素が本当に「どS」でして、一回の着色でもまー落ちない。
一回程度であればそこまで濃い訳ではないので、まだなんとかなりますが、
白髪染めとして月に数回行い重ね塗りが多くなってくると、本当に手強い。
気が変わってハイトーンにしようとブリーチをしても絶対に失敗します。

そんな「どS」なインディゴの性質を逆手にとるといかがでしょう??

ブルーが落ちない。もう本当に落ちない。

あれ?落ちなくて良い場合はありがたくない?

と言うことで、やってみました٩( ᐛ )و
はい、自分の頭です(笑)
部分でチャレンジしたので分かりにくいかもしれませんが、淡い緑色に発色しているのが分かりますでしょうか?

インディゴのブルーの話をしていたのに何故突然みどりが出てきているかと言うと・・・

黒髪×ブリーチ=イエロー系のハイトーン。
イエロー×ブルー=グリーン!!!

といった具合です٩( ᐛ )و
水彩絵の具で想像していただくと分かりやすいですね。

ヘアカラーで言うとマット系のハイトーンです。
実はこの色を通常のヘアカラーで行うと本当に退色が早い。
染めた1週間後には金髪に戻っちゃうなんてことも普通におきます。

しかし!!!!!

インディゴを使っているので、退色がおきません!!!
ずっとこの淡いマットでいられる訳です♪

しかし2!!!!!

飽きても落ちてくれません(笑)(笑)

ちょっと淡いピンク系に変えようかなとか、淡いオレンジ系にとか、無理です(笑)
この程度の薄いインディゴ使いであれば塗りつぶしで濃い色への変更はできますが、
乗せた色が退色したらこの色に戻ってきます!!!

そんなこんなで「どM」な方向けのデザインカラーとなる訳です٩( ᐛ )و

これを上手く使えば、ブリーチ後の品のない金髪に戻ることも防げるし、
何よりマット系が好きな方にとっては超便利です♪

植物染めのデメリットである発色の個人差によって、思いのほか濃いブルーが入っちゃったりするハイリスクはありますが、
冒険好きなヘアカラーマニアさんは一度試してみても良いかも!?(笑)
ロングヘアーや今後髪を伸ばしたい方にとってはスーパーデメリット発揮するので、どMな場合を覗き美容師さんと念入りに相談することをオススメします。

 

ご一読ありがとうございましたm(_ _)m

 

 

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